ドーシャ理論

ドーシャという言葉は、サンスクリット語で「不純な物、増え易いもの、体液、病素」などの意味があります。中国医学で氣、つまり生体エネルギーに相当します。

体の3つのドーシャをトリドーシャ(ボディドーシャ)、心の3つのドーシャをトリグナ(メンタルドーシャとサットヴァ)と総称しています。(トリとは3のこと)

 

心理的ドーシャ

自然界のエネルギーは次の3つのグナ〈性質〉を持ちます。
サットヴァ・・・・・潜在的な想像力〈プラフマー〉
ラジャス ・・・・・運動維持力  〈ヴィシュヌ〉
タマス  ・・・・・潜在的破壊力 〈シヴァ〉
この3つは全ての存在の基礎になり、プラクリテイ〈創造の原理〉のなかにバランスよく含まれています。

 

身体的ドーシャ

ヴァータは軽、動、速、乾、の性質を持ち運動のエネルギーとして体内の運搬や循環、すべての機能、活動の調節に関わっています。
ピッタは火のエネルギーで熱、鋭、軽、液、の性質を持ち体謝、消化作用に関わっています。
カパは水のエネルギーに重、冷、運、粘、の性質を持ち細胞を構成し体の内部環境の維持、免疫力を支配します。